どうしたらいいの?ネット上の風評被害対策

そもそも風評被害って何?

風評とは、世間の評判や噂の事です。風評被害と呼ぶ場合には、特に科学的根拠や事実に基づかない噂による被害を指します。過去におきた風評被害の例としては、辛子レンコンの集団食中毒が発生した際に、問題となった食品会社一社の衛星管理が原因だったにも関わらず、連日の報道により全く無関係の辛子レンコン会社にまで問題があるかの様な噂あるいはイメージがついてしまい、廃業に追い込まれる会社が次々と出て、辛子レンコン業界全体に打撃を与えました。また韓国産のキムチに問題が発生した際に、日本産のキムチにまで風評被害が広がったことや、女子高生の何気ない冗談交じりの噂話が、銀行の取り付け騒ぎを引き起こしたことさえあります。この様に、風評被害は場合によっては会社や銀行を倒産させる力さえ持っています。

ネット上の風評被害の実態

今やネットは会社でも個人でも、社会活動に必須のツールとなっています。そこでは情報を受け取るだけではなく、気軽に個人が匿名で自分の思いや主張を発信したり、知らない人とつながる事も出来る様になりました。この匿名性で気軽という点から、年々ネット上の風評被害の報告が増えています。ネット上の風評被害の特徴は、企業を対象にしたもののほかに、個人を対象としたものも深刻でかつ頻度が高いという事です。風評被害のはじめの発信者は、無自覚に特定の企業あるいは個人を批判するツイートをしたというものから、故意に根拠のない誹謗中傷をしたというものまで幅広いのも特徴です。また、風評の特性上匿名の人物によるものはもちろん、たとえ個人名が入った多くの発信があったとしても、そのどれが最初の発信者なのか特定するのは困難です。情報化社会の中においても、個人の口コミというものは信頼性や信憑性が高いものとして一定の評価を得ている為、それが悪意による攻撃性の強いものであっても、信じてしまう人が多数発生するという点でも脅威といえます。

ネットで風評被害をうけた場合の対策

ネット上で風評被害を受けた場合の基本的な考えは、以下の3つです。まず第一に風評となっているサイトを削除する事です。必ずしも容易とはいえませんが、掲示板であれば掲示板管理者へ通報するととです。ブログであれば運営者に削除依頼をします。第二に自らのポジティブで正確な情報をネット発信をする事です。企業であれば、自社の公式ページ等でポジティブな真実を訴える事、公式ページやポジティブな書き込みが常に検索の上位になる様にネット発信する事です。個人でもそれは同じで、自分のブログの方が常に上に来る様に発信することです。第三に、営業損害や、いじめ、脅迫などの特に悪質なものについては、警察に通報する、法務局に相談する、場合によっては裁判所に訴えるという事も検討することです。特に、子供がこの様な風評被害にあうことも近年は増えており、親も気付かないうちに放置すると、いじめの末の自殺につながるという様な事もありますから、日頃から家族間でも、ネットの風評被害について話し合っておくことが大切です。

風評被害と言えば、なんと言っても原発による放射能の影響によるものが大きいです。除染を進め土地をきれいにし、農産物のこまやかな放射線量の測定をして安全な物を出荷するなど、引き続き風評被害対策が必要です。